こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
本日は心理学的に「ホメオスタシス」について説明していきたいと思います。
私のブログを読んで頂いてる方はモラハラを受けている方が多いと思いますが、心理学的ホメオスタシスはモラハラととても関係があります。
あなたがモラハラから脱出しようとして変わろうとした時、不安になってしまったり、すぐ元の環境に戻ってしまう、これは心理学的ホメオスタシスが実は関係しているのです。
ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスとは「恒常性」という意味です。
私達人間は体温が36度前後ですよね。
外界の温度が暑いと汗をかいて体の温度を下げたり、寒いと震えたりして体を小刻みに動かして体温を上げようとしたりして、36度前後に体温をキープしよう(通常に戻そう)という働きが起こります。
これは生体ホメオスタシス【恒常性】が自律神経や内分泌、免疫系に働いているから、体の内部環境を一定に保とうとしているんですね。
このホメオスタシスは実は体だけではなく心理的にも働いてしまうのです。
心理学的ホメオスタシスとは?
心理学的ホメオスタシスとは「今の生活様式をなるべく変えないようにしよう」という心理の働きのことです。
いつもの生活様式のことを「コンフォートゾーン」と言います。
快適で安定しているいつもの状態のことです。
そして何か新しいことを始めようとする時、そのコンフォートゾーンから外れた行動をすると思います。
例えば、いつも夜はゲームをしていたけどその時間を英語の勉強をしよう!と決意するとします。
しかしコンフォートゾーンの行動はゲームをするあなたで、英語の勉強をするあなたはいつもの行動と外れています。
すると心理学的ホメオスタシスが働いてしまい、いつものあなたに戻そうとするのです。
どうやって戻そうとするのかというと
・不安になって精神が安定しなくなる
・ストレスが溜まる
などイライラしやくすくなったりして苦痛になり、3日坊主になったりします。
心理学的ホメオスタシスとモラハラの関係性は?
まず、モラハラ被害にあっている方はモラハラを受けている状況が不本意ながらコンフォートゾーン(通常の状態)な訳です。
ですから「もう!こんな状況嫌だ!抜け出したい!!」
と思ったとしても、モラハラを抜け出す状況というのはコンフォートゾーンの外側なんですね。
すると抜け出したいと思い行動しようとするととてつもない不安が襲ってくるはずです。
「私は1人で生活していけるのだろうか」
「私には何も出来ないのではないか」
「この生活は実は幸せで恵まれているのではないか」
などとモラハラの高低差や洗脳なども合わさってホメオスタシスが元の状態に戻そうと働いてしまい強い不安とストレスがかかります。
そして諦めてコンフォートゾーン(モラハラを受ける状態)に戻ってしまい、結果的にモラハラから抜け出せなくなるのです。
人間は最新の操作方法も分からない車に乗るよりも、ずっと愛用しているガタついてて壊れそうな車に乗っている方が安心するのです。
心理学的ホメオスタシスに味方にしてモラハラから脱するためには?
まず、心理学的ホメオスタシスという知識をつけましょう。
知識があれば変わろうとした時不安になっていてもたってもいられなくなったりしたら
「あ、これは心理学的ホメオスタシスが働いているからだ」
と理解することで自分の意志が弱いからではない仕方ないことなんだ、
と不安やイライラが少しは和らぐでしょう。
そして心理学的ホメオスタシスを味方にする方法は、変化した状況(モラハラから抜け出した状況)こそコンフォートゾーン(通常の状態)にしてしまうことです。
モラハラから抜け出した状況をコンフォートゾーンにするには
・モラハラから脱した自分を強く具体的にイメージする
・周りに成功体験をしている人を置き、話を聞いたりその人の現在の生活を見たりすることで「自分にもできそう」と具体的イメージが湧いたり、新しい生活が身近なものにする
これらを実践するとコンフォートゾーンが新しい状況に移動しやすくなり、モラハラを受けている状況こそが異常事態(コンフォートゾーンの外)になり、心理学的ホメオスタシスをモラハラから脱した状態に働かせられるようになります。
心理学的ホメオスタシスを敵ではなく味方に付けてモラハラから脱出しましょう!
・いつも同じようなモラハラや不健全な人と交際してしまう方
・モラハラにあっていて辛くても抜け出せない方
・モラハラについて知識をつけたい方
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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