こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
本日は【トラウマの再演】についてお話していきたいと思います。
そんなつもりはないのに、いつも同じようなモラハラ系、アルコール依存症、ギャンブル依存症、浮気症、暴力的などの精神的に未熟なパートナーを選んでしまう。
例えば父親がよく怒鳴る人で絶対お父さんみたいな人と結婚したくないと思っていたのに選んだ結婚相手はモラハラだった。
いつも問題のある人を選んでしまう。
それはもしかしたらそれはトラウマの再演のせいかもしれません。
トラウマの再演とは
トラウマの再演とは、受けたトラウマのせいで同じような人間関係を繰り返したり、同じような危険な状況をあえて選んでしまうことです。
特に幼少期などに受けたトラウマは、その人の無意識の中に入り込み本人は気付けません。
しかしトラウマはその人の無意識に入り込んでその人を特定の行動パターンに誘導します。
モラハラだった父親と同じようなパートナーを選んでしまう。
毎回同じようなモラハラっぽい人を選んでしまう。
などはトラウマの再演のせいだったのです。
機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの方は心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
なぜトラウマの再演をしてしまうのか
①慣れ親しんだ環境が落ち着くから
父親がモラハラだった場合、子供時代モラハラを見たり受けたりするのが日常な訳で普通な訳です。
もちろん大人になって「父親はおかしかったな」と気付くでしょう。
しかし無意識では【モラハラを日常で見たり受ける環境こそがあなたにとって普通で日常】と刷り込まれているので
モラハラを受けない環境はあなたにとって普通ではなく落ち着きません。
そうすると優しいモラハラをしない人には興味がなくなり、モラハラをするような人の方がいつもの状況で落ち着くので吸い寄せられてしまうのです。
②今度こそ愛してもらいたいから
幼少期は自己肯定感や自尊心を育むのに本当に大切な時期です。
親からの無条件の愛情をもらって、子供は「自分は存在していいんだ、価値がある存在なんだ」と自己肯定感や自尊心を育みます。
しかし残念ながらモラハラのような父親は子供を愛する能力はなく、モラハラの父親の子供は子供時代に無条件の愛をもらうことはできませんでした。
そうすると手に入れることが出来なかった親の愛に執着します。
これも無意識に、父親(母親の場合もある)と同じような性格の人(モラハラ、アルコール依存、ギャンブル依存、浮気症、暴力的)と交際して、ずっと永遠に愛してもらえたら子供時代に手に入れることができなかった愛を手に入れることが出来ると考えるためです。
そして親と同じような人と付き合い
「次こそはなんとしても成功させなければいけない」
「失敗はもうしたくない」
と問題のある人に執着してしまうのです。
③同じことを繰り返して自分を罰している
幼少期に親から無条件に愛されなかったことで、自分には価値がないと思っているアダルトチルドレン。
そんな思いを無意識下で抱えているためセルフネグレクトをしたりします。
自分には価値がないからと、自分で自分をいじめてしまうのです。
トラウマの再演をすることで、幼少期と同じような苦痛な状況を作り出し、自分を罰し続けているのです。
無意識にこんな心理が働いていたなんてびっくりですよね。
トラウマの再演を止めるには
まず、無意識を意識しなければ改善することができません。
「もしかして今の状況はトラウマの再演が関係しているのかも」
と知るだけで状況は一変します。
あなたの意志が弱いから、あなたが悪いからではなくて、こういう無意識に潜ったトラウマのせいであなたはこんな状況に追い込まれていたのです。
あとはアダルトチルドレンの回復にそって
1.安全基地を作る
2.抑圧していた感情を解放する
3.歪んだ認知を捨てて生きやすい認知に変えていく
4.自分を大切にする行動を学び、身につける
5.人間関係の境界線について学ぶ、良好な人間関係を築く考え方や方法などの技術を身につける
を実践してトラウマを癒やして回復させていきましょう。
・アダルトチルドレンだと自覚がある人
・いつもモラハラな人を選んでしまう人
・自己肯定感を高めたい人
アダルトチルドレンの回復は得意分野ですので是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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