こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
この記事ではモラハラ被害者の方が陥っている【共依存の治し方】についてお話したいと思います。
他人のことが重要になりすぎて、自分がどれだけ辛くても苦しくても、離れることが出来ない共依存。
出来ることならこの共依存的な生き方をやめたいですよね。
そもそも共依存になってしまった原因、そして共依存の治し方を詳しく解説します。
共依存の原因
共依存になってしまう原因は、主な原因は生育環境です。
子供は1番初めに親から考え方、感じ方、行動のとり方、認知の仕方を学ぶので、
親に共依存行動があると、子供は共依存行動を正しい行動だと学んでしまい、
大人になってもずっと共依存行動をとるようになってしまいます。
共依存の代表的なアルコール依存症がいる家庭、または機能不全家族、
またアルコール依存症だけではなく、ギャンブル・買い物・薬物依存症など他の依存症でも共依存行動が見られます。
そしてこの共依存行動はこれら(依存症、機能不全家族)の特徴がなくても、
身に着けてしまうことがあります。
それはどういう時かというと
・怒りっぽくいつも不機嫌になる人が家族にいたとき
・鬱っぽくいつもふさぎ込んでいる人が家族にいたとき
・過干渉な家族がいたとき
・親が仕事や何かで忙しく充分に子供に構ってあげられなかったとき
・親が子供を愛する能力がなく、子供が親の愛情を受け取れなかったとき
などがあります。
つまり「自分は一般的な普通な家庭で育った」と思っている人でも、共依存行動を身に着けてしまう可能性があるという事です。
共依存の治し方
共依存の人は自分を犠牲にして他人を助けようとします。
他人に目を向けるのをやめて、自分に目を向けることが共依存を治す第一歩です。
他人軸ではなく、自分軸での考え方を身に着けて自分を取り戻すことが重要です。
では自分に目を向けるには一体どうしたらいいのでしょうか?
自他境界をしっかり引く
共依存の人は自他境界が曖昧なことによって、
・他人をコントロールしようとする
・他人の行動、感情のケアをしたりする
ことが共依存的行動に繋がっています。
自他境界をしっかりさせると
・他人の問題は他人のものだと放っておける
・自分の問題にはしっかり向き合って取り組めるようになる
ので自分軸の構築に繋がります。
そして自分の責任をしっかり果たすことで、自己肯定感の向上にも繋がります。
・自分が相手の境界線を乗り越えないのと同時に相手にも乗り越えさせない
・自分のことは自分で決める、そして相手の権利も認める
これが自分を大切にすること、そして相手を大切にすることに繋がり
健全な人間関係を築くことが出来るようになります。
自他境界をしっかり引くことによってコントロールする、コントロールされる以外の人間関係を築けるようになるはずです。
↓自他境界について
セルフケアをする
共依存の人は他人の事ばかりして他人の意見ばかり聞いて、自分を疎かにしているわけですから
自己肯定感はとても低下しています。
自分のことを疎かにしすぎて他人を優先してきたので、
自分の感情ややりたいこと、求めているものも分からない方がたくさんいます。
まず他人のことを考えるのをやめて、自分のことを考えましょう。
セルフケアとはどんなことかというと
・自分の意見を聞いて実行してあげる
・相手に今まで言えなかった自分の考えを伝えるようにする
・嫌なことには嫌だと言う
・自分の直感や違和感は信じてあげる
・小さなことでも自分で決める
・自分の1番の味方に自分がなる
・自分のことを最重要人物だと思い大事に扱う
・自分の好きなことをする1人の時間を作り、心が安らぐ楽しい時間を過ごす
などになります。
嫌と言ったら嫌われるかも…は自分で勝手に思い込んでないですか?
あなたが嫌ということで怒ってきたり嫌う人は実際にいるのかもしれませんが、そういう人はあなたをコントロールしようとしているあなたにとって必要のない人です。
相手を幸せにしてあげたいと思う前に、まず自分で自分を幸せにしましょう。
自分が満たされている人しか相手を幸せにすることが出来ません。
自分への承認を他人で満たすのではなく、自分で自分を承認してあげましょう。
他人と信頼関係を築く
1人の人間として、精神的に自立することが共依存の治し方に繋がります。
しかしここでいう自立とは1人で何でもできると言うことではありません。
共依存の人は「自分は誰かの役に立たないといけない」「自分がやってあげないといけない」と上下関係しか人間関係を築くことができません。
ですから困ったときは人に頼ることが出来る、他人を信頼できるという事は共依存の人にとって、とても重要なことです。
【信頼できる対等な関係を築く】という事は
・他人の役にたたなくてもあなたに価値はある
・自分の存在をそのままの自分でいいんだと受け入れられている
という状態です。
他人と対等で信頼できる関係を築けるようになることで、共依存を治すことが出来ます。
共依存の原因と治し方のまとめ
共依存の原因は主に生育環境です。
・両親が共依存的な生き方だった場合
・虐待や不適切養育があった場合
・自分の考えや感情を押さえつけられてしまった場合
などが共依存の原因になります。
共依存の治し方は
・自他境界をしっかり引く
・セルフケアをする
・信頼できる人間関係を築く
が効果的です。
共依存の治し方に共通している点は【他人ではなく自分に目を向ける】ということです。
これらを行うことによって
今までの相手をコントロールしたり、コントロールされたりする不健全な共依存的な生き方から抜け出すことが出来ます。
・共依存から抜け出したい人
・共依存について詳しく知りたい人
・モラハラを受けている人
・機能不全家族で育った人
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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