こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
このブログでは交際中上手くいっているはずなのになぜか不安が襲ってくる
本当はこんなことしたくはないのに、相手を試すようなことをしてしまう
【見捨てられ不安】についてお話したいと思います。
見捨てられ不安とは?
見捨てられ不安とは
相手との関係は上手くいっているのに
「この人は私から離れていくんではないか」
「私のことを必要としていないんではないか」
相手が離れていき、自分が見捨てられるんではないかという不安で頭の中がいっぱいになってしまうことです。
不安になりすぎて自分の感情のコントロールが難しく、情緒不安定になってしまいます。
自分への否定感、孤独感が強く人生が生きづらいです。
見捨てられ不安からくる極端な行動のせいで人間関係が上手くいかずに、自分への否定感や孤独感をより一層深めてしまいます。
愛着障害が見捨てられ不安の原因
子供の頃に親から
「自分の言う通りにしないと愛さない」
「〇〇しないといい子ではない」
という【条件付きの愛情】で育てられた人は
「自分はいい子にしていないと価値がないんだ」
「自分は〇〇していないと、いつか捨てられてしまうかもしれない」
とありのままの自分を受け入れられなかった心の傷が大人になって【愛着障害】として残ってしまうのです。
子供にとって親は絶対的存在なので、親に受け入れてもらえるかという不安な感情はとても強烈です。
そして大人になった今でもその不安は心の中に残っていて、親ではなく他人に対して見捨てられることを恐れてしまうのです。
見捨てられ不安からくる行動
◆試し行動
相手に対して突然冷たく当たったり、別れたくないのに別れを告げたりします。
こういう行動をすることで
・冷たく突き放したら追いかけてくるか
・わざと冷たく接して相手がどんな行動をとるか
などを試して、相手の愛情を過剰に確認しようとします。
別れ話をされると「自殺する」と言ったりして、相手が引き留めてくれるのを待ちます。
試した結果が自分の思い通りの結果じゃないと、激しく泣いたり激しく怒ったりします。
◆強い束縛
相手が離れていかないか常に疑っているので、嫉妬心が強く過度な監視や束縛をします。
相手のことを自分の所有物だと思っており、自分を不安にさせる言動をしたりすると怒りをあらわにします。
しかしその相手がした言動は、一般的には何も気にしないレベルのことが多く
(ラインの返信が少し遅れた、仕事上の付き合いの異性に仕事のメールを送った、体調不良やしょうがない理由でデートのキャンセルをした等)
相手はだんだん対応しきれず疲れていきます。
そんな疲れた相手を見て見捨てられ不安がますます強くなり、束縛もどんどん強くなっていく悪循環に陥ってしまいます。
↑上記のようなことをされ続けて、平気な人はいません。
相手は遅かれ早かれ逃げ出していくでしょう。
そして本人は自分のせいだと気付かずに
「やっぱり見捨てられた」
と更に自分の見捨てられ不安を強化してしまうのです。
◆自分から関係を壊してしまう
「あなたは本当に私のことを捨てたりしないか」
とその不安がくるたび相手の都合や感情関係なく、自己中心的な方法で相手に確かめて安心しようとします。
これを見捨てられ不安が来るたび何回も何回も繰り返します。
そして相手が自分に興味がないと判断すると
(この判断基準は間違っていることが多いです。相手はあなたのことを大事にしているのに大事にされていない!と判断していることが多いです)
自分から離れてしまうパターンもあります。
傷つくのが怖いので親密な関係になった後に捨てられたら自分がますます傷ついてしまうと、防御反応で自分からそうなる前に離れてしまうのです。
これも見捨てられ不安からくる行動です。
見捨てられ不安を克服するには
24時間相手のことを監視したら見捨てられ不安は治るのでしょうか、安心するのでしょうか。
いいえ、治りません、ずっと安心できません。
また新しい不安材料を見つけて、相手を責めてがんじがらめにするでしょう。
見捨てられ不安があると信頼という言葉がない、苦しい人間関係になります。
見捨てられ不安が強い人はこの人は私を捨てるはずだと信じています。
そう信じているから捨てられないように、必死に相手をコントロールしようとします。
見捨てられ不安は、他人に自分の不安をどうにかしてもらおうと思っている依存心に繋がります。
相手をどうにかして不安を解消しようとするのではなくて、自分に目を向けましょう。
自分に自信をつける
自分に自信がないところが見捨てられ不安の大きな原因です。
試し行為などで相手の気持ちを確認するのは愛されている実感が得たいからです。
つまり相手からの承認が欲しいんですね。
自分に自信がつけばいちいち相手からの承認を引き出さなくても不安にならず、自然体でお付き合いすることが出来るようになりますよ!
相手はコントロールできないと知る
見捨てられ不安から相手をコントロールしようとしますが、相手は思い通りになりませんので大きいストレスがかかり苦しい気持ちになってしまいます。
相手をコントロールしようとすることは、地震や台風を何とかコントロールしようと一生懸命になっていることと同じです。
相手をコントロールしようとするのを諦めて、自分の感情をコントロールする手段を学びましょう。
認知のゆがみを改善する
見捨てられ不安が激しい人は
「連絡が2時間も取れなかったから浮気しているに違いない」
「記念日なのに向こうからデートの誘いがなかったから別れたがっているんだ」
「最近電話の数が減ったから私に冷めてきているんだ」
などと極端な考え方になりやすいです。
視野は練習することで広く持つことが出来ます。
また不安感から視野がとても狭くなっていて、マイナスなことしか考えられなくなっていますので
自己肯定感を高くする練習も同時に行うことで、効果的に見捨てられ不安を改善することが出来ますよ。
自分の不安は相手で解消しようとするのではなく、自分でどうにかするしかありません。
自分の感情を他人軸から自分軸に戻しましょう。
自分のことに目を向けて、自分のことを大事にしていると、見捨てられ不安は自然になくなっていきます。
・愛着障害の方
・見捨てられ不安が強い方
・見捨てられ不安を克服したいと思っている方
見捨てられ不安克服のプログラムも用意してありますので是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
↓カウンセリングについて
↓私のSNSはコチラ♪フォローお待ちしております♪
↓私の自己紹介はコチラ♪
↓カウンセリング料金表♪
↓お問い合わせはコチラ♪