こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
モラハラ加害者は自己愛性パーソナリティ障害の傾向があることが多いです。
そして実は自己愛性パーソナリティ障害+境界性パーソナリティー障害の特徴も併せ持っているモラハラ加害者が多いのです。
本日は境界性パーソナリティー障害についてお話していきたいと思います。
是非最後まで読んでくださいね!
自己愛性パーソナリティ障害と境界性パーソナリティー障害の関係性
パーソナリティー障害はたくさん種類があります。
自己愛性パーソナリティー障害や境界性パーソナリティー障害は共にB群クラスターに分類され、
自己愛性パーソナリティー障害+境界性パーソナリティー障害
自己愛性パーソナリティー障害+境界性パーソナリティー障害+演技性パーソナリティー障害
など何個かパーソナリティ障害を併発している場合も多いです。
自己愛性パーソナリティー障害も境界性パーソナリティー障害も幼少期の自己愛の傷つきが原因になっていることが多いです。
自己愛性パーソナリティー障害は自分の自己否定を見て見ないふりをするために自己愛が肥大してしまって、他人に攻撃的になっています。
境界性パーソナリティー障害は自己愛の傷つきによって強い自己否定感を抱いてしまい、感情のコントロールが出来ず周りを巻き込みながら苦しんでいます。
自己愛性パーソナリティー障害+境界性パーソナリティーを併発している場合
自己愛性パーソナリティー障害の特徴が出ているときは自信満々で振舞っていますが
境界性パーソナリティー障害の特徴が出てしまうと強い自己否定感を抱えているので
相手のちょっとした批判などに傷つき裏切られたと感じて相手のことを猛攻撃したりします。
自信満々かと思えば小心者みたいになったりして、
自分の感情のコントロールが全くできていない情緒不安定さが目立ちます。
境界性パーソナリティー障害診断チェックリスト
□見捨てられ不安がとても強く相手の行動を些細なことを深読みして
「相手から嫌がられているのではないか」「離れようとしているのではないか」
と考えてしまい、感情的になり攻撃的になったり縋り付こうとする
□相手に対し最初は「理想通りの相手」と持ち上げるが
自分の意にそわないと「あんなやつと付き合って損した」と両極端な感情を抱く
□些細なことでとても傷つきやすく「相手から自分を分かってもらいたい」という気持ちがとても強い
□間接的な自己破壊衝動がある(過食、依存症、向こう見ずなセックス)
□自殺を匂わせたり、自傷行為をしたりする
□気分が急激に変化し、小さなことで激しく怒ったり不安になったりイライラしたりする
□自分の感情のコントロールが難しく、持続的で激しい不適切な怒り方をしてしまう
□空虚感が常に自分の中にある
□ストレスによる妄想や危篤な仮症状がある
【DSM-Ⅳ-TR参考】
上記に5つ以上当てはまると境界性パーソナリティー障害の傾向があります。
境界性パーソナリティー障害の特徴5つ
境界性パーソナリティー障害は
・強い見捨てられ不安
・強い愛情飢餓感
・強い自己否定感、自己無価値感
を抱えているのが大きな特徴です。
境界性パーソナリティー障害は上記の特徴3つが合わさってとても繊細で傷つきやすく
少しのことで過剰反応して激しく激高したり、試し行為をしたり、急に距離を取ったり、号泣したり、自傷行為をしたりして
自分の思い通りにならない事や不安なことがあると、とても激しく不安定な怒り方をします。
自己不在感もありいつも空虚を感じています。
見捨てられ不安・愛情飢餓感が強い
相手はいつか自分を捨ててどこかにいってしまうのではないかと常に思っていて、
本当に自分を捨てないかわざと自分から相手を突き放して、追いかけてくるかどうか試します。
モラハラをして相手を支配しようとするのも、「見捨てられ不安」が強く自分から離れてほしくないからなのです。
見捨てられ不安が強すぎて大したことがない小さなことでも
「この人は自分を捨てようとしているのではないか」
と考えてしまい、過剰反応して怒ったり泣きわめいたり突然冷たくなったり自傷行為をしたりします。
愛情飢餓感がとても強いので自分を雑に扱う相手からも中々離れることができません。
理想化とこき下ろし
境界性パーソナリティー障害は人間関係が両極端でとても不安定です。
依存させてくれる人を見つけると
「やっと本当の私を全部受け止めてくれる人に出会えた!」
と過度に理想化してその人をもてはやします。【理想化】
しかし自分の思い通りにその人が動かなくなると
「騙された!」
「あんな奴最低!!」
とこき下ろします。【こき下ろし】
これも見捨てられ不安が関係していて、親密になればなるほど
「裏切られたらどうしよう」
と不安がつのっていき
「裏切られる前にこっちから離れてやる」
暴走してしまうんです。
境界性パーソナリティー障害の対人関係は激しく両極端を行き来して最終的には破綻します。
自殺を匂わしたり、自傷行為をする
強い自己否定感から自分を無価値だと思っていて、自分のことをとても粗末に扱います。
相手が自分の思い通りに動いてくれなかったり、別れを切り出されたりすると
「別れるんだったら死ぬ」「手首を切った」といって、相手に罪悪感を持たせ、状況を自分の思い通う方向へもっていこうとします。
一般的に「メンヘラ」と呼ばれる特徴になります。
間接的に自分を破壊する行為
【アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症、セックス依存症、過食症】
などがみられるケースも多いです。
これらの行為は愛情飢餓感を満たす替えの行為だと言われています。
境界性パーソナリティー障害の人は心に常に空虚感を抱いているので、
自分のつまらない人生から目をそらしたいので刺激や快感を求めてしまい
このような上記の依存症になってしまうことが多いです。
感情のコントロールが出来ない
さっきまで気分良く過ごしていたと思ったら、些細なことで気分がどん底になったりして気分が両極端に変わります。
人に対しても気分がいい時はとても楽しい時間を過ごせますが、少しでも否定されたと感じると敵認定をして猛攻撃したりします。
とても傷つきやすく、人が思い通りにならないと攻撃されたと思い込み感情を暴走させてしまいます。
このような症状は依存している相手にしか出さないのが大きな特徴です。
思い込みが激しく、暴走する
「パートナーが浮気をしているはずだ」
と大した根拠もないのに思い込み、証拠を見つけようと躍起します。
そして無理やり証拠をこじつけ、
全然関係のない異性に電話を掛けたり
GPSをつけさせたり等暴走が止まりません。
自分を不安にさせている相手が悪く、相手が責任をもって自分の不安を解消するべきだと思っています。
モラハラ加害者の被害に合っている方は、上記の傾向に心当たりがあるかと思います。
この境界性パーソナリティー障害の傾向による攻撃にも注意が必要です。
境界性パーソナリティ障害にターゲットにされやすい人の特徴
境界性パーソナリティー障害のターゲットにされやすい人の特徴は
【思いやりがある優しい人】です。
思いやりのある優しい人は何かと不安定な境界性パーソナリティーの人に対して
「何かできることはないか」と助けようとしたり
自分に出来ることはないかと色々手を差し伸べようとします。
境界性パーソナリティー障害の人は相手にべったり依存したいので、そういう優しく思いやりがある人の隙を見逃しません。
境界性パーソナリティー障害は十分に心の距離がある場合はとても感じがいい人格であることが多いので何も起こらないことが多いのですが
恋愛関係になったり境界性パーソナリティー障害の人と深く親密な間柄になってしまうと
境界性パーソナリティー障害はどんどん相手に依存していきます。
自己愛性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティー障害ともに
依存度が高くなっていくとどんどん攻撃的になり要求がエスカレートしてしまうので
最終的にはターゲットにされた人は潰れてしまいます。
被害者の方は「限界設定」を設けて、「〇〇をされたら自分を守るために離れる」と決めておくことが、自分が共倒れになるのを防ぐためにとても重要です。
・身近に境界性パーソナリティー障害の人がいて対応方法を知りたい人
・自分に境界性パーソナリティー障害の傾向があると思っている人
・境界性パーソナリティー障害についてもっと知りたい人
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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