こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず（@sakamotomisuzu）です。
本日は【別れたいけど別れられない時の心理状態と対処法】をお話していきたいと思います。
もう別れたほうがいいと思っているけど情なのか依存しているのか別れられなくて悩んでいる方
是非最後まで読んでくださいね！
別れたいけど別れたくない時の心理状態
あなたは「別れたいけど別れられない」「離婚したいけど離婚したくない」という状況に陥っていませんか？
まわりの人がみたら
「別れたいのなら別れればいいのに」
「別れたいといっていても別れないのだから本気じゃないんでしょ？」
と思われるかもしれません。
でも本人は「別れたい」のも100％本気だし、「別れたくない」も100％本気なのです。
そもそもあなたはなぜ相手と別れたいのでしょうか。
モラハラやDVをしてくるから
相手の浮気癖がなおらないから
ギャンブルで借金が発覚したから
酒を飲んで暴れるから
私のことを雑に扱って大事に扱ってくれないから
一緒にいたら辛いから
ではなぜそんなひどい相手と別れたくないのでしょうか。
離れようとするととても不安になる
離れようとするととても辛くなる
抜け出した方がいいのは分かっているが気持ちがついていかない
こんなに離れられないのは相手の事を相当好きだからではないか
離れたら後悔するかも
これは心理学で接近-回避コンフリクトといって、心の中で2つの相反する感情を同時に持っている状態です。
両方とも本気で思っているので、どうしたらいいか分からなくなって本当に辛いんです。
別れたいけど別れられない理由
あなたは別れたい理由ははっきり何個も具体的に言えると思いますが、
別れたくない理由はなんとなくはっきりしない、又は感情論になってしまうのではないでしょうか？
それは別れたいあなたが本心だからで、別れたくないあなたは依存心からきているからです。
依存とは「やめたいのに、やめられない」状態のことで、まさに接近-回避コンフリクト状態です。
依存は皆がしていることで、別に悪い事ではありません。
問題は依存の程度で、例えばアルコールを毎日たしなむ人がいるとします。
アルコールを毎日飲んでいてもきちんと「今日はここまでにしておこう」
体調が悪くなったりしたら「今日は飲むのはやめておこう」と
飲む量や頻度を自分でコントロールできていれば
アルコールに多少依存しているかもしれませんが何の問題もありません。
アルコールを泥酔するまで飲んで人に迷惑をかけたり、
健康状態が悪くなってもアルコールを飲むのを続けたり、
時間場面問わずアルコールを摂取しないと落ち着かなくなってしまったり…
これは本人は「やめたいのにやめられない」依存症の状態ですね。
アルコールという依存物質に対して、全く自分のコントロールを失っています。
前述した「モラハラやDVをしてくるから、相手の浮気癖がなおらないから、ギャンブルで借金が発覚したから、酒を飲んで暴れるから、私のことを軽んじて大事には扱ってくれないから、一緒にいたら辛いから… 」という自分への不利益に対してこの状況から脱出したくても、
「離れようとするととても不安になる、辛くなる、抜け出した方がいいのは分かっているが気持ちがついていかない、こんなに離れられないのは相手の事を相当好きだからではないか、離れたら後悔するかも…」 という依存対象がいなくなる禁断症状に耐えられず、
「別れたいのに、別れられない」という状態に陥ってしまうのです。
別れたいのに別れられない方は依存体質な傾向があり、相手という依存物質に対して自分のコントロールを失っている状態です。
別れたいけど別れられない時の対処法
仕組みが分かったところで、別れたいけど別れられない時はどうしたらいいのでしょうか？
自分のことを客観的に見る
きっと友達が同じ状況なら
「何でそんな酷い人と付き合っているの？」
「絶対別れた方がいい！もっといい人世の中にいくらでもいる！」
と冷静に物事を考えれると思います。
これは他人のことは距離を離れて客観的に見ているから冷静に物事を判断できるんです。
つまり自分のことは何が何だか分からなくなってしまっているのは自分とは距離が近すぎるからなんですね。
難しいかもしれませんが自分のことも、
お友達のことを見るように少し離れて客観的に見て考えて下さい。
相手と一緒にいるときのメリット・デメリットを書き出す
ノートやスマホのメモに相手と一緒にいるときのメリット・デメリットを書き出してみて下さい。
相手のことが大好きで幸せだったら別れたいと考えないと思いますので
きっとデメリットの方がたくさん書き出せると思います。
その相手と一緒にいるときのメリット・デメリットを見比べてみて
自分が幸せになれる選択はどちらかよく考えてみて下さいね。
自分が本当は何を求めているのか突き止める
依存とは、元から自分が手に入れたいものを違うもので代用することによって起こります。
依存症は依存対象はあくまで代用品で、自分が真に求めているものではないんです。
あなたが依存対象である別れたくても別れられない相手に求めているのは何か突き止めましょう。
・誰かに愛されて必要とされていたい（から別れられない）
・孤独になるのが不安で怖い（から別れられない）
・好きと言ってくれる人がいないと辛い（から別れられない）
・経済的に不安（だから別れられない）
など実は相手との問題だと思っていたら自分の問題なことに気付く思います。
ここを解決しないと頑張ってその人と別れても、
また自分が真に求めているものの代用で依存的な恋愛をしてしまい、
相手が変わっても同じことの繰り返しになってしまいます。
あなたが真に求めているもの、それはあなた本人にしか分かりません。
それを突きとめてあなたが真に求めているものを相手に依存せずに自分で埋めていくことが出来た時、
自分のコントロールを取り戻して依存体質を断ち切ることが出来て
「別れたいけど別れたくない」
という状態から脱出することが出来るでしょう。
・別れた方がいいと分かっているのに別れられない方
・いつも相手に依存してしまう方
・いつも辛い恋愛をしてしまう方
自分が真に求めているものを突き止めるのはちょっと自分一人では難しいですよね。
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます、是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました！
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