こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
モラハラ加害者、モラハラ被害者ともに喧嘩になった時
「ただの夫婦喧嘩」
「おおげさだ、ちょっと言い合いになっただけ」
「こんなことは夫婦間ではよくあること」
と、思っているパターンが多いです。
しかし実は「ただの夫婦喧嘩だと思っていたけど、実はモラハラだった…」
というパターンが、カウンセリングを行っていてとても多いのです。
この記事では
モラハラと夫婦喧嘩にはどんな違いがあるのか
分かりやすく比較しながら解説していきます。
モラハラと夫婦喧嘩の違い
①支配関係があるかないか
こんな時はモラハラ
どちらか片方が言い返せない、逆らったら怖いと思っていたらそれはもう支配関係が生まれています。
片方が相手の意見を全く無視して、時には大声で人格否定する暴言を交え一方的に自分の主張を通そうとしている時は、対等な関係は失われて支配関係が発生しています。
こんな時は夫婦喧嘩
お互いに自分の意見や主張を、何の心理的抵抗もなく相手に言える時は支配関係は発生していません。
また自分の主張が相手に聞き入れられなかった時、多少言い合いになったとしても
「相手は相手の考え方があるしな」
と「自分の意見が受け入れられないこともある」と相手のNOという権利を尊重することができている時は、対等な関係が築けており言い合いになっても夫婦喧嘩になります。
②怒りの頻度と強度
こんな時はモラハラ
モラハラ加害者は傷つきやすいので小さなことでとても頻繁に怒りを爆発させます。
その怒りも大多数の人は気にならない小さなことが多いです。
しかも加害者は「お前が怒らせたんだからこの怒りはお前の責任だ」と本気で思っているので、
自分の怒りは悪いことだと思っていなくて、相手に自分の機嫌をなおさせようとします。
しょっちゅう小さなことで相手が完全に屈服するまで無視、暴言、長時間の説教を行うのは喧嘩の度合いを超えています。
頻繁で強い長時間の怒りは立派なモラハラです。
こんな時は夫婦喧嘩
疲れが溜まっていたり上手くいかないことが積み重なると、不機嫌になったりイライラしたりしてしまいますよね。
そういう余裕がないときに、相手と言い合いになったり嫌な態度を取ったりしてしまったりするときもあると思います。
しかし喧嘩の後「あんな態度を取るべきではなかった」「言いすぎてしまった」とすぐに謝罪があるときは夫婦喧嘩です。
モラハラは【自分が不機嫌になったのは相手が悪いからだ】という前提があり、夫婦喧嘩の場合は【不機嫌になって相手に八つ当たりをしてはいけない】という前提があります。
【不機嫌になって相手に八つ当たりをしてはいけない】という前提を心に持っている人は、怒る頻度も強さも時間も許容範囲で、そんなに多くはないと思います。
③どっちが悪いのか決めたがる
こんな時はモラハラ
意見が対立した時に
「自分が正しい、お前は間違っている」
と毎回主張される場合はモラハラです。
モラハラ加害者はどっちが正しくてどっちが間違っているのか決めたがります。
もちろん加害者は【自分は正しい】と思い込んでいるので、毎回自分が正しい側で、相手が悪く間違っているとするのです。
こんな時は夫婦喧嘩
意見が対立した時に、色々もめたりしながらも
「それぞれ考え方が違うだけなのだ」「相手には相手の正義がある」と相手を尊重できる人は
「どっちが正しくてどっちが悪い」と犯人捜しをしたりしません。
色々もめながらも【ではこの問題を解決するためには、お互いが納得するためにどうしたらいいか】という方向に話し合いが出来るのが、夫婦喧嘩です。
モラハラと夫婦喧嘩の違いを3つご説明しました。
ご自身に当てはめてみて、いかがだったでしょうか?
夫婦喧嘩だと思っていたけど実はモラハラだった場合、
被害者の方にはとても多大な精神的ダメージがとても入っているので
「ただの夫婦喧嘩ではないと思っていた」「おかしいと思ってた…」
とどこか腑に落ちたのではないでしょうか。
モラハラ問題は家庭などの密室で起きることが多く、洗脳や依存問題が絡まり合い、当事者同士では解決が難しい問題です。
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスが出来ます。
是非一度専門のカウンセラーにご相談ください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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