こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
このブログではなぜ自己愛性人格障害には話が通じないのかをテーマにお話したいと思います。
自己愛性人格障害と言い争いになった時はもちろん、普段の生活でも話が通じないことが多くないでしょうか?
その理由を説明していきますね。
自己愛性人格障害に話が通じない理由
ひとつめの理由A
それは【自分は完璧だから、絶対に自分は間違っていない。だから間違っているのは相手】という考えから来ています。
ふたつめの理由B
それは【自分は何より優先されるべきで、何でもできる素晴らしい存在】という認知の歪みです。
みっつめの理由C
それは【相手は自分より格下】という前提です。
この考え達が自己愛性人格障害の信念としてあるので、何を言っても話が通じないのです。
自己愛性人格障害に話が通じない5パターン
1.やめて欲しいことをやめて欲しいと言った時
例えば自己愛性人格障害に
「お前は本当に胸が小さいな!」
とからかいながら言われたとします。
(身体的特徴をからかうのって小学生くらいで辞めてないとおかしい酷いことだと私は思います。)
そこで悲しくなったあなたが
「そういうことを言われると悲しい気持ちになるから辞めて欲しい」
と丁寧にお願いするとします。
そうしたら理由C【相手は自分より格下】が発動します。
格下の相手が自分に異議を申し立てくることは不服なのです。
そして理由A【自分は完璧だから、絶対に自分は間違っていない。だから間違っているのは相手】が発動し
自分の「胸が小さい」と言ったことは「だって事実だし」「冗談だったのに通じないなんてあっちが悪い」などと自分を正当化しはじめます。
そして理由B【自分は何より優先されるべきで、何でもできる素晴らしい存在】が発動して、自分が加害したにも関わらず「向こうが酷いことを言ってきた!!傷ついた!!自分は大事にされてない!!」と被害者意識を丸出しにして怒り出します。
2.約束が守れない時
例えばあなたが体調不良な時、疲れている時ありますよね。
例えば自己愛性人格障害とでかける約束をしていたけど、体調が悪いから行けそうにない。
そう伝えると理由B【自分は何より優先されるべきで、何でもできる素晴らしい存在】が発動します。
「自分は常に優先されるべき存在なのに、後回しにするなんて大切にされていない!!」
という理由で怒り出します。
自己愛性人格障害は臨機応変はできません、体調不良は考慮されません。
3.何か教えよう、アドバイスしようとする時
自己愛性人格障害が何かやっている時に
「これってもう少しこうした方がいいんじゃない?」
とあなたがもっといい方法を教えようとしようとしたとします。
人間得意不得意が誰にでもあるので、普通の人は苦手なことへのアドバイスはありがたいでしょう。
しかし自己愛性人格障害は違います。
まず理由Cが発動して【格下の相手に教えられた】という事実が気に食わないのです。
そして理由A【自分は完璧だから、絶対に自分は間違っていない。だから間違っているのは相手】が発動してあなたがいかに間違っているか延々と攻撃してくるでしょう。
4.自己愛性人格障害の要求を拒否した時
「明日の朝○時に駅まで送って行ってほしい」
自己愛性人格障害にこう頼まれたとします。
「明日の朝は早めに出なきゃ行けないしお弁当を作らなきゃいけなくて忙しいから悪いけど自分で駅まで行って欲しい」
とあなたが言ったとします。
そうすると理由B【自分は何より優先されるべきで、何でもできる素晴らしい存在】が発動して怒り出します。
自立した大人同士、こちらにはこちらの都合や断る権利があるのにそれを絶対に認めません。
5.何か問題が起きて話し合いをする時
自己愛性人格障害との話し合いは、話し合いという名の一方的な攻撃が始まります。
理由A理由B理由Cが全て発動します。
【自分は完璧だから、絶対に自分は間違っていない。だから間違っているのは相手】だから絶対に謝らないです。
相手が間違っていると思っているのでその間違いである(本当は間違いなんかではないですよ)あなたの要求は絶対に通りません。
【自分は何より優先されるべきで、何でもできる素晴らしい存在】と思っているので、自分の意見を何としても通そうとします。
【相手は自分より格下】と思っているので、格下のあなたになんとしても負けるわけにはいかないと思っています。
あなたが完全降伏して
「ごめんなさい、私が悪かったわ。あなたのいう通りにします」
というまで攻撃は続くでしょう。
自己愛性人格障害と話し合いができないのはあなたのせいではない
でも、一応大人なので↑の理由が通らないのは自己愛性人格障害も分かっています。
だから
「お前の話し方が悪いせいだ!」
「これができていなかったからだ!」
「お前のこういうところがダメだからこうなったんだ!!」
と何かしら後付けで理由をつけて怒ってくると思います。
でもこれは後付けの理由で本当の理由ではないから話が訳わからなくなってしまうんですね。
だから自己愛性人格障害とは話し合いが出来ず、普段から全然話が通じないのです。
人と人はそれぞれ違う考えを持っているので、衝突することもあるでしょう。
そこですり合わせしてお互いの妥協点を探すのが話し合いです。
常に相手が悪いとする人とは話し合いになりません。
話し合いが出来ない人とは、こちらが我慢する一方になりいい関係性は築けないのです。
・自己愛性人格障害の被害にあっている方
・自己愛性人格障害の心理が知りたい方
・自己愛性人格障害の対応に困っている方
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね♪
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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