こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
本日はモラハラから抜け出せない原因の【モラハラ加害者からの洗脳】と【モラハラ加害者からの洗脳の解き方】についてお話していきたいと思います。
毎日相手の機嫌に怯えて生活していて辛い。
人格否定の罵声をしょっちゅう浴びせられる。
束縛が強くて自分の好きなことが何もできない。
等々…こんなひどい事をされていてなぜモラハラ加害者から離れられないのでしょうか?
それにはあなたの意志が弱いとかではなく、モラハラ加害者に洗脳されているからなんです。
モラハラの洗脳方法

洗脳・マインドコントロールとは?
1.あなたの最大の理解者は私、他の人は敵と被害者を孤立させる(情報の遮断)
2.あなたは本当に価値がない、でも私だけは分かってあげると相手の自信を無くす(無力感や無価値観を植え付ける)
3.私だけは見捨てないから私の思い通りに生きなければいけない(行動のコントロール)
4.はむかったら暴力や暴言をつかって恐怖感を植え付ける(恐怖)
5.相手がこちらの意見を受け入れ始めたら、恐怖状態から一転して安心を与える(一時的な安全を与える)
これは洗脳・マインドコントロールの方法です。
モラハラ加害者がすることとそっくりではないですか?
密室でいつのまにか洗脳・マインドコントロールされているので、支配する側とされる側の関係が出来上がってしまいおかしいと思えなくなっているのです。
モラハラ加害者はほとんど無意識で、この洗脳する方法を被害者に行っています。
コンコルド効果

コンコルド効果とは投資などでよく使われる用語で
【このままの状態を続けると損失がでると分かっていても、これまで投資した分を惜しんで投資を継続してしまう】
心理状態のことです。
コストをかけた分、リターンが欲しくなるのが人間の心理です。
特にモラハラ加害者を相手にしていると、尋常じゃない精神力や時間や手間を使ってきたと思います。
「こんなに努力して我慢して頑張ってきたのだから、そろそろ報われるはず」
「こんなに時間を費やしてきたしもう私にはこの人しかいない」
とモラハラ加害者に執着してしまいます。
これまでのコストを無駄にしたくないので目の前の怒鳴り罵声を浴びせる相手に対して、
「いつか優しい人になってくれる」と現実を見ようとしません。
飴と鞭・吊り橋効果
数値化してみましょう。
モラハラをしない健全な精神の人の通常状態を0
優しい状態を10(+10)
モラハラ加害者のモラハラ時は-10
モラハラ加害者がモラハラ後に優しい状態【ハネムーン期】になると10(+20)
モラハラしない人は0から10の10の幅、モラハラ加害者は-10から10までの20の幅。
これは精神的な負荷(モラハラ時の-10)から一気に解放される(ハネムーン期の+10)ことによって、感情の振れ幅(振れ幅20)が大きくそれが強烈な快感となって脳に刻まれます。
分かりやすく言うとアメと鞭、吊り橋効果と同じです。
激しく怒られた後に相手が不通に戻ると、その高低差で普通の状態に戻っただけでもとても優しく感じるのです。

モラハラの洗脳を解く方法
モラハラを受けていて何かおかしいと気づく頃には、自力で抜け出すことが難しくなっています。
「もうここまで我慢したし、これからも我慢しようかな…」
「1人で再出発など私にできるはずない…」
等と洗脳されていて無力感いっぱいで思ってしまっていると思います。
このモラハラの洗脳を解く方法をご紹介します。
モラハラ被害を自覚する
まずは自分がモラハラ被害にあっていると自覚しましょう。
【1番近くにいる愛されていると思っていた人から、実は精神的DVをうけていた】
という事実は目をそらしたくなる辛い現実だと思います。
しかし目を背け続けていても事態は悪くなる一方で良くなりません。
【自分は被害者だ】と強く自覚することは
↓
【こんな状況は嫌だ、どうにかして抜け出したい!】
と強く思うことに繋がります。
洗脳・マインドコントロールから抜け出すには、被害者の方ご自身の強い思いが必要なのです。

日記をつける
モラハラ加害者との間にあった事を日記に着けてみましょう。
日記に着けて、出来事を客観的に見ることで
「最中は思わなかったけど、相手が言ってることっておかしくない?」
「矛盾しててむちゃくちゃじゃない?」
と洗脳が解けるようになります。
その後もし離婚になった時にその日記は、モラハラを証明する有力な証拠になりますよ。

人に話を聞いてもらう
洗脳されていると「相手が言う事が正しいんだ」と信じ込まされていて、中々自分の視野を広げることが出来ません。
この視野を広げることを禁じられるのが洗脳です。
つまりモラハラ加害者が被害者の洗脳を強めるには、被害者の方の視野を狭くしておくことがとても重要で、
被害者の友人や被害者の家族からのアドバイスがモラハラ加害者にとってはとても怖いんです。
そして視野を狭くされていて、モラハラ被害者の方は中々ご自身の事を客観的に見るのは難しいですよね。
ですから自分の友人や家族に
「こんなことを言われているんだけどどう思う?」
「こんなことをされているんだけどどう思う?」
と質問してみて第三者目線の客観的な意見を聞いてみましょう。
第三者の意見は自分の意見を「やっぱり普通じゃなかったんだ」と補強してくれます。
弁護士やカウンセラーなどのプロに意見を聞くのも洗脳を解くうえでとても効果的です。

気力を貯める
モラハラ被害者の方は
「私なんてこの場所から逃げ出せるわけがない…」
と洗脳されてパワーを奪われている状態です。
ですから少しずつでいいので、気力を貯めなければいけません。
自分には何もできないと思わされているので、小さな成功体験を積むようにしましょう。
モラハラ加害者が求めるような大きなことを果たさなくていいです。
「今日は洗面所掃除がんばった!」
「仕事で目標達成できた!」
「勉強1時間もした!」
と小さなことでいいので、今日はこれをやるぞと決めて実行しましょう。
そうしていたらきちんと自分が決めたことを実行する自分に対して信頼感が出てきて
洗脳によって奪われた気力を取り返すことが出来ますよ。
忙しくても10分~30分程度でもいいので自分の好きなことをする時間を取るのも、自分の気力を取り戻すのに効果的です。

モラハラ洗脳を解くには、このように視野を広げて、客観的にみること。
そして第三者の意見(できれば専門家)を聞いて、洗脳によって奪われた気力を取り戻すことが重要です。
・モラハラ洗脳から抜け出せない方
・モラハラ専門家から客観的な意見を聞きたい方
・自分がモラハラを受けているか知りたい方
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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