こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
自己愛性人格障害の被害者の方は、暴言を吐かれ人格を全て否定されて
自尊心や自己肯定感を奪われ、膨大な時間を奪われ、人を信用する心も奪われ
自己愛性人格障害によって人生がめちゃくちゃになってしまったと思います。
そんなボロボロの状態から、どうやって立ち直ればいいのかをお話していきたいと思います。
自己愛性人格障害の被害から立ち直る方法3つ
セルフケアする
自己愛性人格障害はターゲットを徹底的に攻撃して、自尊心や自己肯定感を奪い
反抗しないようにさせたり自分の元から逃げられなくして
自分の都合のいいように動いてくれる人間を作り出します。
なので被害にあうと自尊心や自己肯定感を叩き潰されているので
・自分に価値はないと思ってしまう
・自分に自信が持てない
などの考え方を抱えてしまう方が多いと思います。
大切にされず粗末に扱われる状態が続いてしまうと、このような考え方になってしまうのも当たり前ですよね。
このような考え方が根付いてしまうと自己愛性人格障害のような他人を利用しようとするタイプのターゲットにされやすかったり
自分に自信がないと他人が重要になってしまうので他人に承認を求めるようになり
人間関係が難しくなったり不安感やストレスを抱えやすかったり色々な問題が出てきてしまいます。
そこで自尊心や自己肯定感を高めるために効果的なのが【セルフケア】です。
セルフケアとはその名の通り自分で自分をケアしてあげること、自分で自分を大切にしてあげる行為の事です。
・自分の好きなこと・したいこと・幸せを感じることを自分のためにたくさんやってあげる
・自分の嫌なこと・したくないこと・不快なことを自分から排除してあげる
・自分に優しい声掛けをたくさんしてあげる・ご褒美をあげたりたくさん褒める
・自分が自分の悪口を言っていたり責めたりしていたらすぐに辞める
などがセルフケアにあたります。
この小さな幸せの積み重ね、小さな不幸の排除を積み重ねていくことによって
自己愛性人格障害に叩き潰された自尊心や自己肯定感が回復していきます。
責任を相手に返す
自己愛性人格障害は「全部お前が悪い!」が定番セリフです。
何もかも被害者に責任転嫁して被害者を責め出します。
このようにずっとお前のせいだと責められている生活をしていると
「自分が悪いのかな」と何もかも自分のせいにする癖がついてしまったり
自分の選択に自信が持てなくなってしまったりします。
自責が強いと精神的ダメージになり精神疾患の原因になってしまいますし、
自分の選択に自信が持てないと挑戦することが出来ないのでどこか空虚な人生になってしまいます。
このような心理状態から脱するには自己愛性人格障害から押し付けられた責任を
「本当に自分のせいだったのか?」と改めて考えてみましょう。
きっとほとんどはあなたのせいではないと思います。
(発生するトラブルや問題の多くはどちらが悪いとかではなくて、
システムの問題だったりするので相手や自分を責めたりせずに
「これからここをこう改善したら上手くいくのではないか」という話し合いで解決できることの方が多いのです。)
改めて考えてみて、別にあなたのせいではないのにあなたのせいにされていた。
その事実を見つけたら自己愛性人格障害に【その責任を返して】あげましょう。
自己愛性人格障害本人に直接言うと話し合いになりませんし攻撃されるだけなので、本人には言わないでくださいね。
例えば「俺を怒らせるお前が悪いと言われてきたけど、怒ることを選択しているのは相手だから私の責任ではなかったよね」と自分の頭の中で考えて自分で納得するだけで充分です。
このようにひとつひとつ思い出して責任を自己愛性人格障害に返してあげることによって、あなたの心の中の荷物がどんどん減って自責が少なくなっていき心が回復していきます。
コントロールを自分に戻す
「自己愛性人格障害に人生めちゃくちゃにされた!許せない!」
人間としての尊厳を踏みにじられてきたので、そう思ってしまうのも当たり前のことです。
しかし「相手のせいで人生めちゃくちゃだ」で止まってしまうと、実は自分にとてもダメージが入ってしまいます。
【相手のせい】にすることは相手に自分自身のコントロールを明け渡している状態になり、
自分では何も出来ない無力感や不安感、イライラや怒りに繋がり精神状態がとても悪くなってしまいます。
勘違いしないでいただきたいのが暴力を受けたのは決してあなたのせいではありません。
暴力を振るってくる自己愛性人格障害が100%悪いです。
そこは先ほど言ったように相手に責任を返してあげましょう。
でもそのままだと【相手のせい】で止まってしまい、ずっと自己愛性人格障害を恨んで執着してしまったり自分の精神状態の悪化につながってしまいます。
自分の精神状態の回復のためには相手に自分のコントロールを託している状態から、
自分で操縦桿を握り自分をコントロールをする状態にする必要があります。
「自己愛性人格障害のせいで人生めちゃくちゃになってしまった、でも今からの自分の人生は自分で立て直す必要がある」
と自分で出来ることに目を向けてみるのです。
最初は自己愛性人格障害への憎しみや恨みが強すぎてそちらに目がいってしまって
この【今の自分の出来ること】に目を向けることが難しいとは思いますが
「では今自分に出来ることは何だろうか?」
と考えてみるだけで他人軸から自分軸へと世界が一変して、傷ついた心が回復していきます。
「自分が出来ること」を実行するという事は「自分次第でこれからの未来を創っていくことができる」というとても強いエネルギーになるのです。
自己愛性人格障害の被害から立ち直る方法 まとめ
自己愛性人格障害に人生をめちゃくちゃにされた方が立ち直る方法は
①セルフケア
②責任を相手に返す
③コントロールを自分に戻す
の3つです。
いずれも共通することは相手の事優先ではなく自分主導で考えるという事です。
自己愛性人格障害の被害にあっていた方は自分の意見や感情を潰されてきたと思いますので
最初は自分が感じていること自体をキャッチすることが難しいと思いますが
練習したら上手に出来るようになりますよ。
・自分の人生を立て直したい方
・自己愛性人格障害の被害にあっている方
・モラハラから抜け出したい方
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスが出来ます。是非ご相談くださいね。
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