こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
このブログでは【アダルトチルドレン診断】と【自分はアダルトチルドレンと気付く大切さ】についてお話していきたいと思います。
人は何も名前がない現象に巻き込まれているときと、その現象に名前や診断がついたときと不安度が全然違います。
なぜならその現象に名前が付いたとき、
「だからこんな風になっていたんだ」
と自分自身が納得することができます。
そしてこれからの対応策をとることが出来て改善していくことが出来ます。
ですから自分自身がアダルトチルドレンと気付くことは
今までの自分の生きづらさはこのせいだったのか!と気付けることになり改善していくことが出来る
とても大切なことなんです。
ではアダルトチルドレンについて詳しく説明していきますね!
アダルトチルドレンとは
アダルトチルドレン(AC)という言葉を聞いたことはありますか?
アダルトチルドレンとは何かしら問題を抱えた親(機能不全家族)に育てられて、そのために偏った思考や認知の歪みなどでさまざまな苦しみを抱えている人達のことを言います。
問題を抱えた親とはアルコール依存症、ギャンブル依存症、精神的、肉体的、経済的DVや虐待、性的虐待等は分かりやすいですね。
機能不全家族は子供にとって安心してのびのびリラックスできる家庭が、子供は常にビクビクして緊張状態に置かれてしまい子供を育てる機能を果たさない家庭になっています。
上記以外でも一見幸せに見える家庭、何も問題がなさそうな家庭でも内情は
両親が不仲で面前DVがある、
親の精神が未成熟、
親が過干渉、
親が情緒不安定
など、実は機能不全家族といった例がたくさんあります。
この場合は子供本人も自分の育った環境に問題がある事に気付かずにいることも多く、
周りからも「あなたの親はいい親なのに」と理解されずに苦しみます。
例えば過干渉な親は、周りからも子供からも面倒見のいい親に見えますが、子供をコントロール(支配)している支配的な毒親です。
支配的な親からは子供は【条件付きの愛情:親の期待に沿った時だけもらえる愛情】しかもらえません。
(条件付きの愛情とは→親の期待に沿わないと、一気に子供の評価を下げて冷たい態度を取る)
子供は本来もらえるはずの【無条件の愛情→あなたは存在しているだけでいいのよという親からの無条件の肯定】をもらえず
「私が悪い子だから私のせいなんだ」
「私は存在していていいのだろうか」
「誰かに私を愛してもらって自分の価値を肯定してほしい」
と自己否定感、自己無価値感、愛情飢餓感、孤立感、罪悪感などの悪影響を心の底に植え付けてしまいます。
子供は親のことが大好きで親に愛されたいので、
本当の自分を殺して親に認めてもらえるいい子になることで、自分の存在を認めてもらおうとします。
そしてその悪影響が大人になってもずっと心の底に残ってしまいます。
それにより、
人間関係が上手くいかなかったり
偏った思考で自分を不幸にする選択をしてしまい自分が苦しんだり
自分をおろそかにして他人の承認欲求を得るために他人に利用されてしまったり
色々な問題が大人になって出てきてしまいます。
アダルトチルドレン診断チェックリスト
ではアダルトチルドレンとは一体どんな傾向の人のことなんでしょうか?
このアダルトチルドレン診断チェックリストで診断してみてくださいね。
□新しいことを始めてもすぐ辞めてしまったりやる気が無くなったりする
□休んでいるときに罪悪感を感じてしまい、何かやらなければと思ってしまい上手く休めない
□機嫌悪い人がいると自分のせいだと思ったり、何とかしなければと思う
□何かしてもらったら、必ずお返ししなければいけないと思う
□何かをしてもらうよりしてあげる方が心地よい
□嫌われるかもと思って自分の意見を言えない、頼みごとが断れない、嫌だと言えない
□自分が我慢して問題がおさまるならそれでいい
□失敗したらどうしようと不安になるし、小さい事でも失敗すると「自分はなんてダメな人間なんだろう」と自分を責めてしまう
□感情のコントロールが上手くいかない、感情がエスカレートして思ってもいないことを言ってしまう
□コントロールできないこと(他人や過去や病気や自然災害など)をコントロールしようとする
□考え方が白か黒か、0か100かの両極端になってしまう
□自分に自信が持てない、自分には価値がないと思う
□誰かに必要とされていると安心する
□自分の気持ちややりたいことが分からない
□どれだけ頑張っても足りない気がする
□距離が近すぎたり遠すぎたりして、人間関係が上手くいかない(自他境界が分からない)
□束縛や執着を愛だと思ってしまう
□人の顔色をすぐ伺ってしまう
□他人は信用できない
□愛されていると感じたら自分は価値がある、愛されていないと感じたら自分は価値がない、と思ってしまう
□大したことがない小さなことで不安になってしまう
□他人から賞賛されたい
□恋人が自分から離れていかないかいつも不安
□つい自分のことを後回しにしてしまう
□自傷行為やセルフネグレクトがある
□孤独が何よりも怖い
いかがでしたか?
3つ以上当てはまる人はアダルトチルドレンの傾向があります。
アダルトチルドレンの特徴
自分軸より他人軸
幼少期に承認されることがあまりにも少なかったので、自分で自分を承認できません。
アダルトチルドレンは他人軸で、他人から承認されることが自分の価値の証明になっています。
承認欲求が強く自分が嫌なことでもNoと中々言えないので、利用されやすく他人のお世話に一生懸命になってしまいます。
他人軸になりすぎて自分にはどうしようもできないことをコントロールしようとします。
(他人の気持ちや行動、過去など)
人間関係が上手くいかない
アダルトチルドレンは距離感が近すぎたり遠すぎたりして良好な人間関係を築くことが難しいです。
自己否定感、愛情飢餓感が人間関係に様々な悪影響を及ぼします。
自己否定感→どうせ私なんて…という思考回路が支配的な人を寄せ付けてしまいハラスメントにあいやすい。
こんな自分に近づいてくるなんて何かあるんではないか?と人を必要以上に疑ってしまい相手を信頼できない。
愛情飢餓感→本来なら自分に寄せ付けてはいけない攻撃的な人、利用しようとしてくる人、
辛い恋愛ばかりしてしまう
偏った家族で育つことで、偏った思考回路になり、偏った愛し方、愛され方しか分からなくなります。
そうすると人生が辛いことが多くなって上手くいかないことが多くなってしまいますよね。
束縛と愛を混同してしまうので、自己中心的な相手を選んでしまいます。
(束縛をする人は自己中心的な人なので)
孤独への恐怖感が強いので自分を雑に扱ってくる人にさえもしがみついてしまい
中々別れることが出来なくて辛い恋愛を続けてしまいます。
自分に自信がなく自分の感情が分からない
アダルトチルドレンは自分に極端に自信がなく自己評価が低く自己肯定感がとても低いです。
完璧主義で失敗に対する恐怖心がとても強く、何事もリラックスして楽しむことができません。
慢性的に空虚感がありなんとなくいつも不安です。
自己不在感→いつも空虚感を抱えてしまい
自分の感情をキャッチすることが苦手なので、その影響で自傷行為やセルフネグレクトがあったりします。
自分はアダルトチルドレンかも?と気付く大切さ
自分がアダルトチルドレンかもと言うことを、親との関係が苦しくなったり、配偶者と上手くいかなくなったり、モラハラやDVを受けたり、パニック障害や依存性や抑うつ等、自分の人生に大きな問題が出てきて気付く方も多いと思います。
その問題が解決したらひとまずOKなのですが、
親から植え付けられてしまった偏った思考回路が治らない限りまた同じパターンをずっと繰り返してしまいます。
アダルトチルドレンは病気の名前ではなくて自分の状態のことなので、自分がアダルトチルドレンかもと思ったらアダルトチルドレンです。
自分はアダルトチルドレンなのかも?と自分の状態を知ることで、
なぜそうなってしまったのか、
何が原因だったのか、
これからどうしたらいいのか
を知識を得て行動することができ、アダルトチルドレンの回復に繋がっていきます。
子供の頃からの思考の癖は中々すぐには治りませんが、
諦めないでトレーニングし続けることで確実に良くなっていくことが出来ますよ!
・自分はアダルトチルドレンかも?と思っている方
・毒親家庭、機能不全家族で育った方
・いつもモラハラの交際相手を選んでしまう方
個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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