こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。
このブログではなぜ自己肯定感の基礎となる【自己受容感】をテーマにお話したいと思います。
・自己受容とは何か
・自己受容するトレーニング方法4つ
を説明していきますね。
自己受容とは
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo3.jpg)
自己受容感とは
いいときの自分も悪いときの自分もどんな自分でも自分は自分であると受け入れること
で、自己肯定感の基礎となるとても大切な部分です。
自己肯定感を木であらわすと、自己受容感は根っこの部分になります。
この自己肯定感の基礎である自己受容が高いと
「自分は何もしなくても、自分でいるだけで価値がある」
という感覚に常になり、他人や環境に振り回されない強い自分軸になります。
自己受容が出来ると
・立ち直りが早くなる
・失敗を恐れない
・他人が怖くない
という基盤が出来て人生がとても生きやすく充実したものになります。
自己受容が出来ない原因
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo4.jpg)
自己受容感は子供の頃、養育者との関係によって育まれます。
ですから自己受容感が高い、低いは生育環境が原因であることが多いです。
子供の時に親から
・条件付きの愛情(〇〇したらいい子、〇〇しなかったら悪い子)を受けていた
・失敗したら明らかに落胆されたり、怒られたりしていた
・怒ったり泣いたりしたら「そんなことで泣くんじゃない!」「怒るんじゃない!」と感情を否定されていた
などの育て方をされるとこの記憶がトラウマになってしまって、
現在の大人のあなたににまで影響を及ぼしてしまっているんです。
上記の育て方をされると
・誰かの、何かの役に立っていないと自分が無価値だと感じる
・失敗するのが怖い
・自分の感情で出してはいけない感情、出したら罪悪感を感じる感情などが出てきてしまう
とポジティブな自分やポジティブな感情しか認められず、
ネガティブな自分やネガティブな感情は受け入れることが出来なくなってしまうんです。
また何もしていない自分は無価値だと思い込んでしまいリラックスして過ごすことが出来ません。
自己受容ができるメリット、自己受容できないデメリット
自己受容ができることのメリット
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo5.jpg)
・失敗してもくよくよ悩まない
・失敗を失敗と捉えない、成功へのステップとして捉えられる
・「私だったらきっと大丈夫」と失敗を恐れずチャレンジし続けることが出来る
・親しい人と別れてしまったり亡くしてしまったりしても、悲しみの過程を経て立ち直ることが出来る
・他人からの自分への批判や批難を選別して受け流したり受け止めることが出来る
・自分の非を認めて謝罪することが出来る
・自分の現状を事実のまま把握して、自分の幸せのために対策や行動を取ることが出来る
(〇〇したら彼はかわってくれるはずのような実現するか分からない希望的観測はしない)
・自分のためにならない人間関係からすぐに抜け出すことが出来る
・自分の弱さを受け止めているので、他人にも寛容
・自分軸がしっかりしていて、他人は流されない
自己受容できないことのデメリット
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo6.jpg)
・失敗が怖くて行動が制限されてしまう
・失敗するたびに自分を責めてしまう
・失敗しないように常に緊張状態で疲れてしまう
・ちょっとしたアドバイスも責められていると感じて落ち込む
・恋人と別れたりするとずっと執着してしまい長い期間忘れられない
・自分の非を認められずに謝罪することが出来ない
・辛すぎる現実を直視することが出来ずに、現実逃避してしまう
・新しい環境にチャレンジする力がなく、悪い状況下にいても留まり続けてしまう
・自分に厳しくしているので、他人にも厳しく批判的になってしまう
・他人への承認欲求が強く、他人が重要
【自己受容ができない=自己否定】につながります。
自己否定して自分をずっと責め続けていると、自己肯定感がどんどん下がってしまい、
最終的には「自分になんて生きている価値はない」と希死念慮に辿り着いてしまいます。
この考えを止めるのが「自己受容感」です。
自己受容感とは上手にできる自分だけではなく、失敗したり上手にできない自分でも、それも自分だと受け入れること。
もちろん失敗を繰り返さないように反省するのも大切です。
でもそれは失敗する自分を受け入れた後で反省しましょう。
自分を受け入れないで反省を先にしてしまうと、
「もう絶対に失敗してはいけない」ということが目的になってプレッシャーになり、失敗する自分を見て見ぬふりをして認めないようになったり
自分の価値を下げないように、自分を守るために、相手の失敗を願って粗探しをするようになったり
(モラハラ加害者はこういう人が多いです。だから自分の失敗は認めずに、相手のせいにする被害者意識がすごいのです。)
失敗を恐れてもう何をするのも嫌になってしまったり、生き辛い人生を過ごすことになってしまいます。
自己受容するトレーニング方法4つ
自分への評価を事実と自分で切り離す
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo7.jpg)
まず失敗したことと、あなた自身を切り離して考えるトレーニングをしましょう。
失敗した事実がダメなのであって、あなた本体はダメではないのです。
失敗した事実によって、あなた自身の価値が下がることはないのです。
あなたの価値はどんなことがあっても揺るがないのです。
失敗して怒られたとしてもその失敗した事実に対して怒られているのであって、あなたを全否定しているわけではないのです。
あなたに求められているのはその失敗した事実に対してどう対処するかであって、
決して「自分はダメな人間だ…」と責めることではないのです。
あなたも他の人が失敗してもきちんと対処していたらその人に対して何も思わないと思います。
あなたの周りにいる人も案外あなたの失敗を気にしていませんよ。
(しかしモラハラ加害者は別です、すぐ粗探しして失敗は見逃さず糾弾してきます)
自分から出る感情を評価しない
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo8.jpg)
自己受容感が低い人は、特に自分のネガティブな感情(怒りや悲しみ)を感じると
「こんな感情になってはいけない!」と自分から出る感情をいい・悪いで評価してしまいます。
感情は排泄物みたいなもので、自分の意思とは無関係に発生してしまいます。
それを「こんな感情は感じてはいけない」と蓋をしたり、見ないふりをすると
その感情はどんどん大きくなり自分の中に居座り続け、あなたの心に悪い影響を及ぼします。
感情は排泄物のようなものですので、自分の外に出すことが重要です。
自分の感情を外に出すトレーニングをしましょう。
どうやって外に出すかというと、
「はぁ…悲しいな~辛いな~」
「あ~本当にむかつく!!」
と自分から出る感情をごまかさずに感じきることがとても大切です。
感情を感じきることは何日かかかってしまうかもしれませんが
いつの間にかすっきりして居なくなっているはずです。
自分を責めない
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo9.jpg)
自己受容感が低い人は長年の癖ですぐ
「また失敗しちゃった、私はダメな人間だ」
と自分を責めてしまいますよね。
もうこれは何度も何度も
「私はダメな人間だ…あっ!また責めちゃった!誰にでも失敗はあるから次上手にできたらいいよね!」
「そんなすぐには上手にできなくて当たり前だよね。いつかできるようになれるまでがんばろう!」
といつもの癖で自分を責めてしまっても、すぐにひたすらプラスな言葉をかけてあげるトレーニングをしましょう。
親友が落ち込んでいたら優しく声をかけてあげるイメージで。
あなたのこの自己否定感は生まれつきではなく後天的に植え付けられたものです。
時間はかかるかもしれませんが、この思考回路はこれを繰り返していたら絶対に塗り替えることができます。
「何かに成功した自分も失敗した自分も全て自分自身で、その価値は揺るがない」
すぐ悩んで落ち込んでしまう自分でもいいんです。
「早く立ち直らなきゃ!」と焦る必要もないんです。
それはあなたに必要な時間だから悩んでいるんです。
好きなだけくよくよして悩みましょう。
大切なのは落ち込んでも、悩んでも、その後前を向き続けて前に進み続けることです。
自分の弱さを認める
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo10.jpg)
自己受容感が低い人は自分の弱さを認めることが出来ません。
しかし人間は完璧な人はいません。
誰しも弱い部分、弱い心を持ち合わせているのです。
何か失敗して悲しくなってしまったり、何かがあって辛い気持ちになってしまったり
いや、人間ですから何もなくてもネガティブな気持ちになってしまうことも多々あると思います。
そういう時はこの気持ちをなんとか普通にしようと焦るのではなく
自分は強い人間だ!と自分を奮い立たせるのではなく
自分の弱さを認めるトレーニングをしましょう。
「私は弱い人間だから、こんな気持ちになってしまってもしょうがない」
と呟いてみて下さい。
そしてしっかりと落ち込んで、
ぼーっとしたり、早く寝たり、ゆっくりお風呂に使ったり自分に優しく過ごしましょう。
そのうち落ち込みも、落ち込んでいる自分のことも
「あ~またこの気分来たな~こうなったらとことん堪能してやろう」
と楽しめるようになりますよ。(上級者!!)
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/2022/09/jikojyuyo2.jpg)
本日は自己肯定感の基礎になる【自己受容する方法】についてお話ししました。
・自分への評価を事実と自分で切り離す
・自分から出る感情を評価しない
・自分を責めない
・自分の弱さを認める
という自己受容感を上げるトレーニング方法を継続していくと
少しずつ自己受容が出来るようになり
「どんな自分も自分なんだ」と受け入れられるようになりますよ♪
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
・自己受容が難しいと感じている人
・自己肯定感を高めたい人
・今生きづらいと感じていて、人生を生きやすくしたい人
個別カウンセリングではあなたに合わせた具体的なアドバイスができます。
是非ご相談くださいね!
↓カウンセリングについて
↓私のSNSはコチラ♪
![](https://pipi-salon.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/71519cf70e6f2360b29e50f182a0e68b.jpg)
↓自己紹介
↓カウンセリング料金表♪
↓↓お問い合わせはコチラ♪