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モラハラのPTSD症状とは?【モラハラの後遺症】

モラハラのPTSD症状とは モラハラ・自己愛性パーソナリティ障害
この記事は約8分で読めます。

こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず(@sakamotomisuzu)です。

このブログではモラハラのPTSD症状についてお話したいと思います。

モラハラからやっとの思いで抜け出しても、モラハラ行為を受け続けたトラウマがPTSD症状になってしまって、後遺症が残ってしまう場合もあります。

モラハラのPTSD症状の具体例や、その治療法まで詳しく説明していきますね。

PTSDとは?

PTSD

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。PTSDは決して珍しいものではなく、精神医療においては「ありふれた」病気のひとつであると言えます。
生死に関わる体験をすると、多くの人には不安、不眠、動悸などの症状が生じますが、多くの場合は一過性です。またフラッシュバックのような症状が生じたとしても、数ヶ月のうちに落ち着く人が少なくありません。しかし時間が経っても楽にならなかったり、かえってますます辛くなることもあります。また、数ヶ月から数年間経ってから、PTSD症状がはっきりとしてくる場合もあります。つらい症状が続いているときは、専門機関に相談しましょう。

厚生労働省のPTSDについてのページを引用しました

PTSDは自分が対処できる範囲をこえている大きな出来事で受けた心の傷【トラウマ(心的外傷)】によって起こります。

その大きな出来事で受けた傷によって強い恐怖感「自分には何もできない」と無力感を感じるのが特徴です。

PTSDの症状

再体験症状

・何度も思い出したくないのにモラハラされている記憶を反復してしまう

・今現在体験しているようなリアルな状態になってしまう(解離性フラッシュバック)

回避症状

・苦痛になりそうな場所や時間、人間を避けようとする

・自分の感情でさえ引き金になってしまうのでその感情を避けようとする

・将来のことを考えることが出来なくなる

過覚醒症状

・不眠が続き物事に集中できなくなる

・イライラしたり怒りが爆発してしまう

・警戒心がすごく少しの事でも過剰に驚く

[アメリカ精神医学会診断基準DSM-Ⅴ-TR参考]

などの症状がいずれも1か月以上継続していて、日常生活に支障をきたしていたらPTSDの可能性があります。

モラハラは複雑性PTSD

複雑性PTSDとはモラハラや虐待などが長期間に渡って、狭い家庭内などの逃げられない環境で行われた場合のPTSDの事です。

先ほどの【再体験症状】【回避症状】【過覚醒症状】とプラスして

・感情のコントロールが難しい

・自分を否定したり、傷つけたりする

・解離する(ぼうっとしたり記憶がなくなったりする)

・人間関係が上手くいかない、他人を信頼できない

が複雑性PTSDの症状になります。

モラハラ被害の1番辛いところは【1番自分の身近にいて愛されていると思っていた存在の人】から

実は愛を振りかざした暴力を受けていたという事実が何よりもショックなんではないでしょうか。

モラハラのPTSD症状の具体例

◆モラハラ加害者と似たような容姿の人を見ると、動悸が止まらなくなる

◆ある特定の場所や人物、会話などが怖くて近づけなくなる、出来なくなる

◆怒っている人を見ると動悸が止まらなくなる

◆思い出したくないのに何かがきっかけで、モラハラされていたシーンがフラッシュバックしてしまう

◆少しの失敗を責め立てられていたので、会社や家で1人のときでも失敗をしてしまうと「怒られる!」と動揺してしまう

◆罵られていた影響で「私には価値がない」「私は役立たず」「私は何をやってもダメ」と自分を責めてしまう

◆全て責任転嫁されていたので何か問題が起きると「私のせいかも、私が悪いのかも」と思ってしまう

◆自分の意見を言うことが許されなかったので、自分の意見が分からない、または分かっていても言えない

◆またあんなことをされたらどうしようと、他人が信用できない

◆感情がコントロールできずに爆発してしまう、又は感情を出せずに淡々としてしまう

 

モラハラを受けた心の傷がトラウマ化してしまい、モラハラから逃げ出してもこのようなPTSD症状が残ってしまう場合があります。

モラハラ加害者からせっかく逃げることができたのに、まだ心を支配されているのです。

モラハラPTSDの二次被害

モラハラ被害でただでさえ心が傷だらけなのに、モラハラのことをあまり理解していない人から

「そんなことくらいで離婚したの?」

「あなたも悪かったんじゃないの」

「やられる方にも何か原因があるよね」

「いつまでつべこべ言ってるの」

などと心無い言葉を投げつけられる場合があります。

モラハラ被害者の心はモラハラをされてとても傷ついていて人間不信に陥っているのに

これらの言葉はさらに傷をえぐるような行為です。

次章で説明しますが「信用できる人に話す」というのはとても効果のあるPTSD治療法なのですが、

二次被害を受けると「やはり他人は信用できない」と対人関係がますます狭くなってしまい

適切な支援が受けられなくなってしまいます。

モラハラPTSDの治療法

モラハラのPTSD症状があると、行動や人間関係が制限されたり、体調不良が治らなかったり、感情的になってしまったり、他人が信用できなくなったり、特に対人関係に大きく影響します。

モラハラから脱出した現在でも、当時の常に怯えている精神状態になってしまっているのです。

PTSDの症状を良くしていくには

トラウマを外に出す[エクスポージャー]

中にはトラウマをショックすぎて心の奥底にしまい込んで、見ないようにしている方もいらっしゃいます。

しかし奥底にしまってあるトラウマは残念ながら勝手になくなったりしません。

その大きな衝撃のまま心の奥底に居座っています。

自分が出来る範囲でいいので思い出して向き合い、慣れさせていくのが効果的です。

衝撃的だったトラウマもどんどん薄くなって小さくなっていくでしょう。

トラウマを思い出すときは強い負の感情が出ますので、できれば専門家と一緒にしたほうがいいです。

自分にとって害がない人を見分ける力をつける

PTSDの症状がどこからきているのかというと

「またあんな目にあったらどうしよう」という不安からだと思います。

モラハラPTSD症状は「他人への信頼感」がなくなることによって引き起こされているのです。

確かにモラハラ加害者のような他人を傷つける攻撃的な人は悲しいことに世の中にたくさんいます。

しかしそれ以上にあなたのことを大切にしてくれる人々もたくさんこの世の中にはいるのです。

人を見分ける力は知識をつけることとトレーニングで習得することが出来ます。

信用できる人にモラハラ被害の話を聞いてもらうという行為は、「身近な大切な人から傷つけられた事実」を確実に癒してくれます。

自己肯定感を回復させる

常に全否定をされるモラハラ被害は自己肯定感を著しく低下させます。

「こんな風になってしまったのは自分のせいなんじゃないか」

「私はなんてダメなんだろう」

「自分は無価値」

「私なんて何もできない」

この「自分への信頼感」がなくなっていることもモラハラPTSD症状を引き起こしている原因です。

自己肯定感を回復させるには

・自分の感情を肯定していく

・セルフケアをして自分を大切にする

・小さなことを達成していってPTSDの大きな症状である「無力感」を無くしていく

などが有効です。

モラハラ被害をうけたらこのようにPTSDの症状がでてしまっても全くおかしくないことなんです。

それくらいモラハラ被害は心に深刻なダメージを与えます。

決して「こんなことでこんな風になってしまう自分はダメだ」なんて思わないでくださいね。

 

モラハラのPTSD治療は1人ではたいへん難しいと思います。

一緒に「自分への信頼感」と「他人への信頼感」を回復させていきましょう。

個別カウンセリングではあなたに合わせたアドバイスができます。是非ご相談くださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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