こんにちは、モラハラカウンセラーの阪元 未すず（@sakamotomisuzu）です。
モラハラについて調べると「モラハラは治りません」という記事ばかり出てくると思います。
しかし私はモラハラ加害者の方へのカウンセリングにも力を入れており、モラハラが治る加害者の方もたくさん見てきました。
モラハラを治すには一定の条件が必要になります。
このブログでは【モラハラの治し方】についてお話していきたいと思います。
是非最後まで読んでくださいね！
モラハラの治し方３つ
モラハラ加害者自身が困ること
モラハラやDVは加害者が「自分は正しい」と思っているからこそ起こってしまい
自分が正しいと思い込んでいるので自分を改善しようとは思いません。
このような特徴があるので【モラハラを治す】ことはとても難しい面があります。
この難しいといわれる加害者がモラハラを治すきっかけになる方法は
【加害者自身が困ること】なんです。
人間には加害者・被害者関係なく心理的恒常性（変化を拒み一定の状態を維持しようとすること）が備わっていて
現在の自分の状況を変えることはとても労力が必要で大変なことなので
多少不便な状況でも現在の自分の状況を維持しようとします。
特にモラハラ加害者は被害者の方が何でもやってくれて、言う事も聞いてくれて
「何も困っていない」どころか「とても快適で優位な状況」にあることが多いです。
この自分に優位な状況をわざわざ自ら変えようと思う人はほとんどいないでしょう。
ですので被害者の方が限界を迎えて「もうあなたと一緒にはいられない」
と別れを選択されて初めてその状況に困り
「自分のモラハラを治したい！」
と決心するパターンが多いです。
（この時にでも自分の加害性に気付かない加害者の方が多いです。
大抵は「別れを選択した被害者はなんて酷いやつなんだ」となります。
気付く方はほんの一握りです。）
本人が困らないとモラハラを治すのに最も重要な自主性、主体性が生まれないのです。
安全な場所を作る
モラハラ加害者のモラハラを治そうとして
「あなたはこんなに被害者の人に酷いことをしてきた！反省しなさい！」
などとお説教をしたり反省させようとすることは逆効果です。
加害者は今までの成育歴で加害を受けてきて
その防衛反応で攻撃してしまうという方がほとんどです。
ですからその防御反応（攻撃）をしなくて済むように
・傷つけられない否定されない安全な場所
・共感や受容をしてもらえる場所
・コミュニケーションのお手本となる相手
などの安全な場所が必要になります。
ですから被害者の方が加害者の方を改善させようと当事者として取り組むのは、
今まで酷いことをされてきた過去や許せない感情などがあると思いますので上記の対応は難しいと思います。
第三者のカウンセラーなどのプロに任せた方がいいでしょう。
加害者の方に安全な場所で尊重され共感され受け入れられる経験を作ることで、
これらの大切さ、重要さを学びます。
その時初めて自分がしてきた加害の酷さに気付くことが出来るでしょう。
DVの回復プログラムを受けて継続する
加害者の方の加害行動を辞めるには怒りをどうコントロールするかも重要ですが
それだけでは【怒りを我慢する】という表面的なアプローチにしかなりません。
・認知や思い込みの改善
・自他境界の引き方
・コミュニケーションの取り方
・セルフケア
・怒りの原因になっている過去や原因への対処
など多方面からアプローチが必要になります。
独学ではかなり難しいと思いますので、自助会への参加やDV回復プログラムを受けましょう。
心理系の知識は一般の方はなじみがあまりないと思いますので
先人の方やプロに聞くのが１番早い回復への道です。
また自分が今まで何十年もしてきた考え方や捉え方、コミュニケーションの取り方を
修正していくのは１，２か月でできるものでは決してありません。
他言語の語学を習得する時のようにこつこつ毎日、何か月も何年も継続することが大切です。
今日の小さな頑張りの積み重ねが、DV加害者からの脱却への道筋です。
一人では長期間頑張り続けることは難しいので絶対的な味方の支援者がいるといいですね。
モラハラの治し方まとめ
①モラハラ加害者自身が困り主体性をもって自分自身の問題に取り組むことが出来ること
②モラハラ加害者自身が安全な場所を作り尊重され安定した精神を取り戻すこと
③DV加害者プログラムを受けて多方面から根本的にアプローチして、少しずつでもいいので何年も継続することが大切
です！
私のカウンセリングでもモラハラを治そうと加害者の方がたくさんいらしゃっていますので
自分の加害性に悩んでいる方や何をしたらいいか分からない方是非カウンセリングにいらっしゃってください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました！
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